日本国内のスマートフォン市場において、シェア率ナンバーワンは2012年から4年連続でiPhoneです。
日本で初めて本格的に発売されたスマートフォンはiPhoneでした。
2011年にauが、2013年にはドコモが参入すると、iPhone市場は拡大を続けてきました。
一方、世界規模で見た場合、Androidのほうがシェア率が高いということをご存じでしょうか?
日本ではスマートフォンと言えばiPhoneを連想される方が多いのですが、海外ではスマートフォン=Androidという認識です。
また、スマホにこだわりを持つ人ほどAndroidを所持しており、一人で複数台持っているという人も少なくありません。
一体、何がそこまで彼らを惹きつけるのでしょうか?
1.iPhoneとAndroidの違いとは?
そもそも、iPhoneとAndroidの違いがよくわかっていないという方も多いでしょう。
スマートフォンのiPhoneとAndroidは、スマートフォン用OSの名称であり、パソコンのOSで考えるとMacとWindowsになります。
MacはAppleが開発したパソコン用OSを搭載しており、同じようiPhoneにもAppleがスマートフォン用に開発したOSを搭載しています。
つまり、MacもiPhoneも、Appleが専用に作ったOSを搭載しているのです。
一方、Microsoftが開発したWindowsOSを搭載したPCであれば、どのメーカーのPCであっても基本的に使い方は同じです。
これと同じように、AndroidはGoogleが開発したOSで、様々なメーカーから出ているAndroidも、基本の使い方は同じです。
2.iPhoneとAndroidの特徴
iPhoneとAndroidの特徴には、AppleとGoogleの設計思想の違いが現れています。
iPhoneはApple独自のブランド性を重視しています。
AppleにはAppleが提唱する使い方があり、ユーザーが自由に変更できる部分が少なく、誰が使っても大きな違いはありません。
メリットとしては、新機種の発売周期が決まっており(大体年に1回)、購入の計画が立てやすい点が挙げられます。
一方のAndroidは、Androidスマートフォンとして様々なメーカーが機種を販売しています。
日本国内での代表的な機種だと「XPERIA(ソニー)」「ARROWS(富士通)」「AQUOS(シャープ)」などがあります。
機種それぞれの特徴が異なり、選択肢の豊富さも人気の一つです。
また、様々なメーカーが発売することでことで、メーカー側がターゲット市場に合わせた価格・機能を選択できます。
実際に機能が豊富なものから、高齢者向けに使いやすさを重視したシンプルなものまで、様々な機種が存在します。
更に、同じ機種でも発売する地域によって機能やデザインが異なる場合もあります。
iPhoneと違い自分が希望する新機種の発売のタイミングは見極めにくいというデメリットはありますが、
Androidはニーズに合わせた機種を開発することによって、世界中の多くの方に親しまれています。
その度に新しい機能が搭載されるので飽きることがありません。
3.iPhoneとAndroidのサポート体制の違い
iPhoneは前述のとおり一つのブランドであり、「Appleが開発したものをキャリアに売らせている」状態です。
そのため、キャリアで購入した場合でも基本的にキャリアのサポートを受けることは出来ません。
iPhoneの修理受付は全てApple Storeか正規のサービスプロバイダとなるので、
今までの携帯電話と同様の感覚でショップに持ち込んでも断られる可能性があります。
しかしながら、iPhoneユーザーは多く、機種も基本的に1種類しかないので、webで検索すると解決できるというメリットがあります。
一方、Androidの機種はキャリアのショップでサポートを受けることができます。
これはAndroidスマートフォンの多くが、キャリアによってカスタマイズされているためです。
「キャリアが、要求したものを様々なメーカーに作ってもらい、販売している」状態です。
その為、キャリアが独自に提供しているアプリ等を使用して、データの移行等をスムーズに行えるメリットがあります。
修理を依頼した場合、数日かかるようであれば代替機を用意してもらえることも多いでしょう。
4.コラボが期待できるAndroid
過去にエヴァンゲリオンとのコラボモデルが発売されて話題となりましたが、Androidでは様々なコラボモデルも発売されています。
Androidスマートフォンは様々なメーカーから発売されるため、メーカーごとのコラボモデルを楽しむことができます。
ドコモとソフトバンクからは「Disney Mobile」というラインナップが発売されています。
その名の通りディズニーをテーマとしたシリーズで、着信音や壁紙も専用のものがあり、
ディズニー好きには堪らない仕様になっています。
その他、シニア向けや子供向けなどには専用の料金プランを備えているなど、
使用する本人だけでなく家族の安心・安全をカバーしてくれるのもAndroidの魅力です。
一方のiPhoneはAppleだけが作っているので、Appleがコラボしない限りコラボモデルは発売されません。
まとめ
今回は、iPhoneとAndroidの違いについて解説しました。
iPhoneとAndroidに、はそれぞれGoogleとAppleの設計思想が反映されています。
iPhoneでは安定して誰でも同じように使える反面、自分でカスタマイズできる範囲は広くありません。
Androidは、多くのモデルがあり迷う部分もありますが、その豊富な選択肢とカスタマイズ性が魅力です。
自分でスマートフォンをカスタマイズしたいこだわり派の人にはAndroidがおすすめです。
webで「Android ホーム画面」などど検索すると、まさに芸術的とも言えるカスタマイズを見ることができます。
スマートフォンの目的や希望を考慮し、自分にあったスマートフォンを選びましょう。