世界的に各社がスマホ事業から撤退していく傾向に有りますが、AQUOS(アクオス)シリーズは2011年の発売から、安定して現在まで人気を維持しています。AQUOSシリーズは「IGZO液晶」などの最新技術を積極的に搭載し、常に最先端のデザインを取り入れて来たのが功を奏していますね。この様な開発の努力を評価し、スマホの購入や機種変更を考えている方は、AQUOSシリーズの購入を検討されているのではないかと思われています。それだけ人気がある訳ですが、当然ながら全てが良いと言う訳では有りません。そこで、AQUOSフォンシリーズのメリットとデメリットを挙げていこうと思います。
AQUOSフォンシリーズ全体のメリット
①「IGZO液晶」の搭載により高画質かつ電池持ちも良い
120Hz駆動を実現したハイスピードIGZO液晶を搭載している為、動きが多い動画や画面スクロール時の文字が見やすくなっています。視聴する際の目に対する負担軽減も実証されており、「色彩豊かで目に優しい液晶」を実現しました。そして、独自技術の「S-Pure LED & ディテールアップ」によって高い色再現性を実現し、「液晶アイドリングストップ機構」によって「不必要な電力消費や液晶駆動」を抑え、鮮やかな表示と省エネ運用を可能としました。
②防水・防塵対応もバッチリ
現在はスマホが殆んどの方に普及しており、「台所でレシピがわり使う、入浴中に動画を見る」等など、様々な用途で色んな場所でスマホを積極的使っているかと思います。そんな方には必須となる防水・防塵機能ですが、両方備えているスマートフォンの先駆けはAQUOSシリーズ何ですね。特に、iPhoneには防塵機能がないですし、安心で丈夫なスマートフォンとして、AQUOSシリーズは選択肢のひとつとなり得るのです。
③スマホでは珍しいガラケー機能が入っている
ガラケーからスマートフォンに機種変更する時に、便利になる反面で、不都合が出る事で悩む人も多いでしょう。最も大きな障害となるのは、ガラケーで使えていた機能がスマートフォンでは使えなくなってしまうことです。しかし、AQUOSシリーズでは、「おサイフケータイや赤外線通信」等の機能が有りますので、スマートフォン初心者の方には最もオススメと言えますね。
④「三辺狭額縁仕様」のデザインで機能性が良い
横幅を可能な限り縮めて持ちやすさに特化した「三辺狭額縁仕様」のデザインは、丈夫かつ手に馴染むので、ポケットに入れた時に端末が曲がる事も無くなります。
⑤機種により新デザインに変わり、見た目の選択肢が非常に多い
AQUOSフォンシリーズは、機種が新しくなる度に、色やライトのデザインが一新されます。「三辺狭額縁仕様」のデザインを維持しつつ、その時々の流行や斬新さを重視したデザインとなっているので、スマホ選びの際の選択肢が大幅に広がります。機能は良いがデザインがいまいちという事も多いですし、AQUOSフォンシリーズはオシャレな人にも人気が高いです。
AQUOSシリーズ全体のデメリット
①音質はソニー製のスマートフォンには劣る
画質は他製品より優れていますが、音質に関してはそれほど良いとは言えないです。特に、音楽に強いソニー製品のスマートフォンに比較すると、低音の鳴り方がイマイチに感じてしまう方も多いとか。音楽をスマホでよく聴いて来た方には、少し物足りなさを感じる事も有るでしょうね。
②アンテナケーブルが無いとテレビが見れない
ガラケー機能のワンセグがついていますが、端末にワンセグアンテナが内蔵されていないのです。 ワンセグを視聴/録画したい場合は、ワンセグアンテナケーブル SH01を、端末のイヤホンマイク端子に接続する必要があるので、少々面倒だと思う事でしょう。
③カバー&保護シールの種類が少ない
多くのAndroid端末に言える事ですが、iPhoneシリーズに比べるとスマートフォンカバーや画面保護シールの流通が余り無いです。特に、AQUOSシリーズは機種によりデザインが大きく変わりますし、一つ一つの機種でみていくと、店頭で出回る専用カバーやシールの数が他より少ないですね。楽天などのネット通販では多くの種類取り扱われていることが多いですし、大きなデメリットとは言えないかも知れませんね。
④「三辺狭額縁仕様」のデザインで機能性が良い
横幅を可能な限り縮めて持ちやすさに特化した「三辺狭額縁仕様」のデザインは、丈夫かつ手に馴染むので、ポケットに入れた時に端末が曲がる事も無くなります。
⑤機種により新デザインに変わり、見た目の選択肢が非常に多い
AQUOSフォンシリーズは、機種が新しくなる度に、色やライトのデザインが一新されます。「三辺狭額縁仕様」のデザインを維持しつつ、その時々の流行や斬新さを重視したデザインとなっているので、スマホ選びの際の選択肢が大幅に広がります。機能は良いがデザインがいまいちという事も多いですし、AQUOSフォンシリーズはオシャレな人にも人気が高いです。
最新のAQUOSフォン
・au「AQUOS U SHV37」(2016年11月発売)
この機種が特に優れているのは、防水・防塵機能です。防水に関しては、「連続的に水中に置いても有害な影響が出ない」という最高ランク。機能面では、シャープならではの「のぞき見ブロック」や、本体を持ち上げると自動で画面が点灯する「持つと画面点灯」、手で持っている間は画面をオフにしない「Bright Keep」、ホームまたはロック画面表示中にポケットに入れると自動で画面をオフにする「ポケットに入れて消灯」など、様々な便利な機能を利用できます。
ただし、Snapdragon 430は前モデルに搭載されたSnapdragon 617よりも性能が劣るので、低消費電力に優れたプロセッサのため、高い性能を要求しないゲームアプリでもプレイ中のカクつきが多く見られます。低スペック端末なので、処理能力にはあまり期待できません。
端末価格は37,800円。毎月の料金に割引を適用する毎月割として10,224円が割り引きされ、実質支払額は27,576円と低価格なスマートフォンになっています。この価格帯で「防水・防塵・おサイフケータイ」に対応し、長時間の電池持ちを実現、これだけ多くの便利機能が搭載された格安スマホは限られています。
・docomo「AQUOS ZETA SH-04H」(2016年6月発売)
「ワンセグフルセグ、VoLTE、指紋認証、防水防塵、おサイフケータイ」など、SIMフリースマートフォンにはほとんど搭載されていない機能がAQUOS ZETA SH-04Hには目白押し。また、AQUOS ZETA SH-03Gと比較して、2倍の120Hz駆動でコマ数を描画できるようになっており、今まで以上になめらかでくっきりしたスクロールを実現しました。タッチパネル感度は非常によく、使い勝手で違和感を感じることは無いでしょう。RAMも3GB、最新CPUも搭載したAQUOS ZETA SH-04Hには動作上の不安要素が全く無いですね。
ただし、これだけの機能が揃っているため、AQUOS ZETA SH-04Hの総額は税別82200円、その月々サポート適用後の実質価格としては税込み価格で51840円となり、非常に高額なのがネックです。また、ワンセグ利用のためにはアンテナケーブルが必要になり、電池パックの取り外しが不可なのも不評な部分ですね。
・ソフトバンク「AQUOS Xx3」(2016年6月発売)
前作AQUOS Xx2の「 1.8GHzヘキサコア 」に対し、AQUOS Xx3は「 2.2GHzクアッドコア 」になりました。駆動するコア数は減りましたが、パフォーマンスと電力効率が大幅に向上しています。カメラの画素数は前作AQUOS Xx2の「 1310万画素 」に対して、AQUOS Xx3は「 2260万画素 」になり、AQUOSシリーズではカメラ性能にそこまで大きなアドバンテージが有りません。しかし、今作ではメイン画素数が大幅に上昇しています。また、AQUOS Xx3は音声通話サービスのVoLTE(ボルテ)に対応することで、高音質な通話(HD Voice)、音声通話をしながらの超高速データ通信を実現ました。呼出音も短縮されているので、従来よりも早くアクセスできます。
ただし、バッテリーに関してはAQUOS Xx2の3,100mAhから100下がった3,000mAhです。この機種は「三辺狭額縁仕様」では無くなったので、デザインに物足りなさを感じる方もいるでしょう。一括購入価格は「新規、機種変更、他社」からの乗り換えの場合では93,120円とかなり高額ですね。
まとめ
AQUOSシリーズは、ガラケー機能や「のぞき見ブロック」など、便利な機能が多数揃いますので、使い勝手が非常に良いですね。一方、スペックが他社製品より低めに設定されており、アプリやゲームなどに使う方に取っては不満に感じると思います。ですので、アプリやゲームを使用する習慣が無い方で、電話や検索機能を主に使う方にはAQUOSシリーズのスマートフォンはオススメです。
AQUOSシリーズは他のスマートフォンに比べるとずば抜けて目立つ特徴が無いかも知れませんが、IGZO液晶搭載などSHARPの技術を搭載した性能に優れた安定した優秀なものが多いです。
同じAQUOS シリーズのスマホでも、価格も機能にも違いがありますし、紹介した最新三機種の他にも発売中の機種も複数あります。様々な比較をした上で、ご自身の使い方に合うAQUOS スマートフォンに本記事で出会えたら、これ以上ない喜びです。