11月に入って、各キャリアから2016年冬~2017年春モデルのスマートフォンが順次発売されています。新しい機種が出るとつい、「機種変更しようかなぁ~」なんて考えちゃいますよね。でもちょっと待ってください。最新モデルにも負けない性能の旧モデル機種があるんです。今回は、その中から『Galaxy S7 edge』をご紹介します。
世界基準を目指した性能
Galaxy S7 edgeは、前モデルのGalaxy S6 edgeに比べてスペックが大幅パワーアップしています。CPUは30%、GPUは64%も高速化されています。そして気になるRAMは3GBから4GBに増量と、ゲームや動画がサクサク動く仕様となっています。そのため、ゲームに特化したアプリも初期搭載しています。
Vulkanにも対応
Galaxy S7 edgeは次世代グラフィックエンジンVulkan(バルカン)にも対応しています。これにより、ゲームなどの3Dグラフィックでもハードディスクの負担を減らし、効率よく、より滑らかな動画を表示させる事ができるようになりました。(Vulkan APIサポートのゲームが対象) 要は、ゲーム専用機に近いグラフィックがスマホゲームで実現され、かつ、スマホへの負担も少なくなるという事ですね。
また、『ゲームランチャー』と『ゲームツール』という機能が備わっていて、スマホゲームをより楽しく快適に遊ぶ事ができるようになっています。『ゲームランチャー』とは、インストールしたアプリを一括で管理できる機能の事です。この機能でゲーム中のバッテリーを節約したり、他のユーザーで人気のアプリを紹介してくれたりします。さらには、ゲームランチャー内にあるアプリの関連動画を表示してくれるので、探す手間が省けます。
もう一つの機能『ゲームツール』とは、ゲームをする上で便利な機能が収集されています。例えば、ゲーム中の通知を制限したりですとか、ゲームの録画などもできます。その動画は世界中の人と共有する事も可能です。他には、履歴キーや戻るキーをロックする機能もついていますので、より一層ゲームに集中する事ができるようになっています。
一眼レフカメラで思い出をよりキレイに
世界で初めてスマホにデュアルピクセル技術を搭載したのが、このGalaxy S7 edgeです。デュアルピクセルとは、簡単に言えばデジタル一眼レフカメラに採用されている技術です。つまり、スマホで一眼レフ並の写真や動画が撮れるという事ですね。この技術で、オートフォーカスが超高速になり、薄暗い場所でも被写体をきちんと捉える事ができます。
また、自動モードでプロ並みの写真を撮る事ができ、こだわりたいときはプロモードにすることで自分の思い通りの写真を撮る事ができます。インカメラでは、自分撮りをする時にディスプレイをフラッシュのように点灯させるので、暗い場所でも撮影が可能です。
進化したエッジスクリーンと大容量のバッテリー
Galaxy S7 edgeの特徴と言えば、なんといっても本体の側面がカーブしているエッジスクリーンです。そのデザインは、前モデルのGalaxy S6 edgeから継承されデュアルエッジスクリーンのまま進化をしています。表示スペースが拡大し、お気に入りのアプリやよく電話をかける連絡先などを登録しておく事で、どの画面にいても素早く表示させる事ができるようになっています。背面をカーブさせた事で、大画面なのに手にフィットする持ちやすさを実現しているんですよ。
また、3,600mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、動画や音楽、ゲームなども長時間楽しめます。キャリア純正ACアダプターを使えばフル充電まで約110分なので、大容量バッテリーだから充電時間が長いという心配もありません。ワイヤレス充電にも対応しているので、別売りのワイヤレス充電器を購入すれば、いちいちケーブルを抜き差しする手間も省けます。
新機能Always On Display
Galaxy S7 edgeで追加された新機能のAlways On Displayは、スリープ状態でも時間やカレンダーを確認できる機能です。これまでは、スリープを解除するために何かしらのボタン操作などが必要でしたが、これからはそんな操作も必要ありません。手がふさがっていてもディスプレイが見えれば時間やカレンダーを確認できるので便利ですね。
気をつけなければイケない事も・・・
これだけ高機能なGalaxy S7 edgeですが、注意したい点もいくつかあります。
□最新のUSB-type Cが対応していない
最新モデルは、USB-type Cが対応している差し込み口となっています。USB-type Cとは、コネクタが裏表のないリバーシブルのタイプです。これからはこのタイプの充電器が主流になっていきます。しかし、Galaxy S7 edgeはUSB-type Bの充電器を使用しますので、充電器を買う際は間違えないように気をつけなければなりません。
□エッジスクリーンで誤操作してしまう可能性も
両脇がカーブしている事によって、片手で操作していると持ち手でエッジスクリーンを触れてしまう事があります。そうする事で、意図しない場所が反応し誤操作をしてしまう可能性があります。この誤操作を防ぐために、面倒でも片手でGalaxy S7 edgeを持って、もう片方の手で画面を操作した方が良いですね。
発熱することも
どのスマートフォンもそうですが、いくら高機能だからといって、重い作業をし過ぎると熱がこもる事があります。3年程前の機種に比べるとだいぶ改善されていますが、それでも精密機械ですから長時間使用し続けたり、いくつもアプリを同時起動させたりすると発熱する事があります。自分の目を休めるためにも使いすぎには注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?一つ前のモデルとは言え、Galaxy S7 edgeは最新機種に劣らない高性能を持った機種です。他社からの乗り換(MNP)ですと、安く購入できたりするので、これを機会にGalaxy S7 edgeも購入機種の候補に挙げてみてはいかがでしょうか。