パソコンやタブレット端末でネット接続をしたい時、どうしますか?
もちろん、インターネット回線を使うはずですよね。しかし、出先だと家の固定インターネット回線を使うことはできません。
そんな時に役立つのが「iPhoneのテザリング機能」です。
iPhoneのテザリング機能をオンにすれば、iPhoneをWi-Fiルーター(移動型インターネット回線)として使うことが可能になるのです。
この記事ではiPhoneのテザリング機能について3つの使用方法をお伝え致します。
テザリング機能を今まで使用した経験がない方、使ってみたけど接続方法がわからなくて挫折してしまった方などはぜひこの記事を見てテザリングを使いこなしてみましょう。
iPhoneのテザリング機能についての注意点
(1)iPhoneのデータ通信量がかかる
テザリング機能を使う際にはiPhoneのデータ通信を経由してパソコン・タブレットなどの端末でネット接続をおこなうことになります。
なので、テザリング機能を使用して大容量のデータをダウンロードしたり、YouTubeの動画をたくさん見たりすると、データ通信量が膨大になってしまう可能性があります。
データ通信量の上限を超えた場合、iPhoneの通信に速度制限がかかってしまい悲惨な目に遭うかもしれません。速度制限がかかった場合、safariでのネット接続やアプリの通信などが低速になります。場合によっては閲覧中に落ちてしまうことも……。
速度制限を解除するには追加でお金を支払うもしくは翌請求月まで待つ必要が生じます。
※現在自分がどれくらいデータ通信をおこなっているか知りたい時は、各携帯キャリアのユーザー情報ページへアクセスしてみてください。
(2)テザリング機能はオプションサービス
いざ、テザリング機能を使おうとしても「あれ?設定画面を見たけどテザリングの項目が出てこない……」という方もいるのではないでしょうか。
実はiPhoneのテザリング機能はオプションサービスなのです。そのため、テザリング機能を使おうと思ったら、オプションに加入することが必須となります。ちなみにテザリングを使うには月額利用料がかかってくるので注意が必要です(月額利用料ですから、使うたびに使用料が加算されるということはありません。ご安心を)。
テザリング機能の使用方法
注意点をご覧頂いたところで、テザリング機能の使用方法についてご紹介したいと思います。テザリングを使用するための方法は大きく分けて3つあります。
(1)USBケーブルを使う
iPhoneとネットを繋げたい端末をUSBケーブルで繋ぐ方法です。
●手順
①iPhoneの【設定】をタップ
②【モバイルデータ通信】をタップ
③【インターネット共有】をタップ(この項目がなかった場合はテザリングオプション未加入です。加入してから再度試してみてください)
④【インターネット共有】をオンにする
⑤iPhoneと端末をUSBケーブルで繋ぐ
⑥端末側に出てくるネット接続アイコンをクリックし、iPhoneのネットワーク名(iPhoneのインターネット共有画面で確認できます)を選択
⑦パスワード入力画面が出るので、iPhoneのインターネット共有画面にあるパスワードを入力
●メリット
・接続が安定している
・iPhoneの充電もできる
・通信速度が他の方法よりも速い(接続が安定しているため)
●デメリット
・USBポートがない端末には使えない
・ケーブルが邪魔になる
(2)Wi-Fiを使う
iPhoneとネットを繋げたい端末をWi-Fiで繋ぐ方法です。
●手順
①iPhoneの【設定】をタップ
②【Wi-Fi】をオンにする
③【モバイルデータ通信】をタップ
④【インターネット共有】をタップ(この項目がなかった場合はテザリングオプション未加入です。加入してから再度試してみてください)
⑤【インターネット共有】をオンにする
⑥端末側に出てくるネット接続アイコン(Wi-Fiのマーク)を選択、iPhoneのネットワーク名(iPhoneのインターネット共有画面で確認できます)を選ぶ
⑦パスワード入力画面が出るので、iPhoneのインターネット共有画面にあるパスワードを入力
●メリット
・1度に2台以上の端末と接続することができる
・設定してしまえば次回から自動接続が可能
●デメリット
・iPhoneのバッテリー消費が大きい
(3)Bluetoothを使う
iPhoneとネットを繋げたい端末をBluetoothで繋ぐ方法です。
●手順
①iPhoneの【設定】をタップ
②【Wi-Fi】をオンにする
③【モバイルデータ通信】をタップ
④【インターネット共有】をタップ(この項目がなかった場合はテザリングオプション未加入です。加入してから再度試してみてください)
⑤【インターネット共有】をオンにする(このとき、Bluetoothをオンにするかどうかの確認画面が出てくるので、オンにする)
⑥端末側のBluetooth機能をオンにする
⑦端末側でiPhoneとペアリングする
●メリット
・バッテリーの消費がWi-Fiで接続する場合に比べて小さい
・パスワードの入力が不要
●デメリット
・iPhoneと端末が遠くにあると接続が切れる場合あり
・Bluetooth機能がない端末では使用できない
まとめ
以上、iPhoneでテザリングを使用する方法についてお伝え致しました。
今まで使ったことがない方も、これを機に使用してみてはいかがでしょうか。使用方法については、メリット&デメリットを参考にして臨機応変に使い分けしてみてくださいね。