格安SIM・格安スマホの台頭でスマホでインターネットをお得に利用する方法は広まってきました。しかし、中には電話をよく使うからあまりお得感がない、安く通話を利用するにはどうしたらいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
格安SIM会社のプランで通話をお得に利用できるものもありますが、今回はIP電話と格安でんわに注目してお得に利用する方法をご紹介します。
IP電話とは?
IP電話はインターネット回線を使って電話する方法で050から始まる電話番号を利用します。インターネット回線を利用することで電話回線を利用するよりも安く通話できます。
注意点としては電話回線を利用しないのでその分、音質が劣ることや回線の乱れによって相手の声が聞き取りにくくなることがあります。普通に通話する分には支障はないので電話をお得に利用したい人にはオススメです。
格安でんわとは?
格安でんわの場合は提携会社と契約してその会社の専用回線を経由して通話することになります。プレフィックス方式という方法を利用しますが、電話番号は090から始まる番号を利用できるのですでに090から始まる番号を持っている人はそのまま使うことができます。
IP電話よりも通話が安定していますがその分、IP電話よりも料金は高く設定されています。
気になる利用料金
では実際にIP電話と格安でんわを利用した場合にどの程度の金額になるか見ていきましょう。ちなみにドコモ、au、ソフトバンクのかけ放題は月々2700円となっています。
IP電話
IP電話はスマホのアプリを利用して通話します(LINE通話のような感じ)。基本使用料は各会社によって異なりますが、安いところだと無料のものまであります。
ただし、かけ放題ではないので利用した時間に応じて料金が上乗せされていきます。つまり、通話をあまり利用しない人にとってはとてもお得ですが、通話を使いすぎると高額な利用料を請求されてしまう可能性もあります。
各会社によって1分当たりの料金に大きく差があるため、自分がどの程度通話を利用しているか、月々の利用料はどの程度になるかを事前に確認しておくことが重要です。
格安でんわ
格安でんわの場合は様々なプランが提供されています。例えば1回5分以内なら通話し放題のプラン、毎月の通話時間30分以内ならかけ放題のプランなど条件付きでかけ放題というプランもたくさんあります。この場合も条件を超えてしまうとその分通話料金が発生して利用料に上乗せされます。
プランごとに月々の利用料に差がありますが、安いものだと1000円以下のプランも多く提供されているので自分の使いやすい条件に合わせてプランを検討するのが良いでしょう。
また、かけ放題以外では通常20円/30秒の通話料のところが10円/30秒で通話を利用することができます。
利用の注意点
ここまでIP電話と格安でんわを紹介してきましたが、通話をたくさん利用する人には大手キャリアのかけ放題を使用する方がお得になる場合もあります。
また、IP電話を利用する場合には先に説明した音質や通話の乱れ以外にも事前に知っておきたい注意点があります。
緊急通報が使えない
110や119などの緊急通報を利用することができません。普段は使用することがないので問題ないですが緊急事態には注意が必要です。
LINEなどのサービスが使えない
IP電話で利用する050から始まる電話番号ではLINEをはじめとする電話番号の認証が必要なサービスを利用することができなくなる可能性があります。
別の電話番号を持っている場合は利用することができますが、050の番号しか持っていない場合には注意が必要です。
まとめ
安スマホで電話をあまり使わない人、1回の通話時間が短い人にはオススメの方法です。通話料金で悩んでいる人はぜひ検討材料にしていただければ幸いです。
通話を頻繁にする人にとっては逆に料金が高額になる可能性もあるのでご注意ください。