スマートフォンが浸透している中、小さな子供や学生がスマートフォンを持つというご家庭も多くなってきたと思います。すぐに連絡が取れたり、いざというときに居場所を確認できたりとメリットもありますが、子供がスマートフォンを持つことによるデメリットも気になるところですね。
今回は子供にスマートフォンを持たせる場合のデメリットをご紹介します。子供にスマートフォンを持たせようと思っている方は事前にデメリットを把握しておくことで安全に使用できる環境を作ることができると思いますので参考にどうぞ。
子供にスマートフォンを持たせるということ
平成28年度青少年のインターネット利用状況実態調査の結果によると高校生は90%以上、中学生50%以上、小学生の約30%がスマートフォンを利用しています。
スマートフォンの普及率と共に心配されているのが依存症やスマートフォンが原因のトラブルです。1つずつ内容を詳しく見ていきましょう。
スマホ依存症
友達とのメールやLINEのやりすぎによるスマホ依存症もありますが、スマホならではというのがゲーム依存症とSNS依存症です。
ゲーム依存症
スマートフォン用のゲームアプリをダウンロードして利用している子供も多いですが、長時間の使用は睡眠時間が減ったり目への負担になったりというデメリットがあります。
また、ダウンロードは無料のものもありますが、一部無料やゲーム内課金によってお金がかかる場合があります。気付かないうちに課金額が高くなってしまう可能性もあります。
スマートフォンでゲームをやる際には「1日1時間」や「課金しない」などというルールを設けておくのが良いでしょう。
SNS依存症
ゲームだけではなく、最近はSNS依存症が増えています。LINE以外にもtwitterやfacebook、instagramなどのSNSが浸透してきているので1つや2つ登録して利用している子供も多くいます。スマホを手放せないこともSNS利用のデメリットですが、さらにSNS上のトラブルに巻き込まれることも問題です。
例えばLINEによる仲間外れによって実際に学校でのいじめが助長されることがあったりSNSで個人情報を公開していたために犯罪の被害に遭ってしまったりといった事例がたくさんあります。
ただ、スマートフォンを持っていないがゆえに学校の話題についていけずに仲間外れにされてしまうということもあるようです。
SNSの利用方法を事前に子供と相談しておいて、困ったことがあったらすぐに親に相談できるようにしておくことが効果的かと思います。
有害サイト
インターネットで何気なく調べ物をしていたとしても気付かないうちに有害サイトを開いてしまったということもあるでしょう。大人でも起こりうる事態ですが、大人は対処の仕方を把握しているので大丈夫かもしれませんが子供の場合にはうまく対処できないかもしれません。
インターネットを使う前に怪しいサイトにはアクセスしない、怪しいページが出てきたら無視するなどを事前に教えておくこと、フィルタリングの設定をしておくことなどが重要です。
まとめ
今回は子供にスマートフォンを持たせることのデメリットを紹介しました。
とても便利なスマートフォンですが、危険と隣り合わせだということを子供に伝えることも大切です。デメリットをしっかりと説明した上で利用させるようにしましょう。