携帯会社を乗り換えても番号がそのまま使える便利なシステム、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)。最近ではこのMNPを利用して乗り換えを行う方も増えてきましたが、いまいちどうやって使えばいいのかわからない…という方もいるはず。
今回は、ソフトバンクからMNPを使用して乗り換えを行う際に確認しておきたい点や使い方・手続きの手順などを詳しくお教えします。
MNPで予約番号を取得する前に確認しておくこと
MNPで乗り換えを行う前に、まずいくつか確認しておいた方がいいポイントがあります。きちんと確認しておかないと、無駄にお金がかかってしまったり、手続きに戸惑ってしまうなどの問題が生じてしまうこともありますので、よく確認しておきましょう。
①2年契約の更新月
スマホを契約している方は、月々のスマホ代を安く抑えるために2年以上を契約期間とする定額制プランを契約している方も多いかと思います。
この2年契約プランで契約を行っている方は、契約更新期間に契約解除を行わないと解除料金が発生してしまいます。ソフトバンクでは最大で9500円の解除料金が発生してしまいますので、MNPで乗り換えを行う際には契約更新期間がいつなのかを確認することが大切です。更新月が分からない方は、インフォメーションセンターに問い合わをすると教えてくれるのでおすすめです。
②契約している携帯会社のポイントなど
携帯会社にはそれぞれ使い続けていると貯まるお得なポイントがあるかと思います。ソフトバンクならば「ソフトバンクポイント」が該当しますね。携帯会社を他の会社に乗り換えると、貯まっていたポイントが消滅してしまうので、乗り換える前にポイントをすべて使い切ってしまいましょう。
③MNP転出手数料
こちらの転出手数料は、MNPを使って乗り換えをする際には必ず必要になる手数料となっているため、確認しておくと乗り換えにかかる費用の計算がしやすいです。
ソフトバンクでMNPを使って乗り換えをする場合、新規契約後、翌々請求月末までの乗り換えについては5,000円、それ以降の手数料は3,000円となっています。
④家族割を使用している場合
代表回線の方が乗り換えをした後も家族の中でソフトバンクに回線が残る場合、家族割引が適用されるかどうかが回線数によって変わってきます。
もし家族の中でソフトバンクを使っている方が1回線のみの場合は自動的に解除され、残りの回線が2回線以上ある場合は、その中から代表回線の方を選び直し、家族割引が引き続き適用されることになります。
家族割でなくなることによって費用が割高になってしまった…など、損をしてしまわないためにも家族割を利用している方はこちらもチェックしておくことが大切です。
MNPで予約番号を取得するには
では、MNPで予約番号を取得する方法を説明していきます。
・MNPで乗り換えを行う際の大まかな手順
①ソフトバンクへMNPによる予約番号取得の申し込みを行い、MNP予約番号を発行してもらう
②15日以内に予約番号を持って、乗り換え先の携帯会社で携帯電話の契約を行う
といった流れになります。
細かな流れとしては、まず電話かソフトバンクショップで予約番号を取得したい旨を伝えます。
電話で行う場合は、ソフトバンク携帯電話なら「*5533」、一般電話なら「0800-100-5533」で手続きを行うことができます。ショップで手続きを行う場合は本人確認書類(運転免許証など)を持ってショップへ向かい、手続きを行いましょう。
予約番号を取得したら、乗り換え先の携帯会社のショップに行って契約手続きを行い、MNPによる乗り換えが完了となります。
※注意
取得した予約番号の有効期間は15日間となっており、取得から15日を過ぎると無効となってしまうので注意しましょう。無効になった場合はもう一度MNPの手続きが必要となります。ただし、手数料が必要となるのは乗り換え先のショップで契約手続きを行った場合のみですので、予約番号を取得しただけで乗り換えを行わなかった場合には手数料は発生しません。
さいごに
MNPでの乗り換えにはいろいろな手続きや確認しておかなければならないポイントがあり大変ですが、契約前にしっかりと確認しておくことでスムーズに契約を行うことができるかと思います。いざ契約しようと思った時に戸惑ってしまわないよう、これらのポイントを押さえて乗り換えを行いましょう!