白ロム購入時の注意
白ロムとは
まず最初に白ロムについて簡単な説明をします。
白ロムとは一般的にキャリアで購入したスマホ等からＳＩＭカードを抜いた状態の端末を指します。つまりは回線契約がない状態です。
基本的に同じキャリアのSIMであれば挿しかえるだけで使えます。
購入前に理解しておくべきこと
格安SIMと組み合わせれば毎月の利用料金も安くキャリアでの契約のように２年縛りがない。端末の本体代金が安いなど白ロムならではのメリットがあります。
しかし、白ロムにはキャリア端末ではないが故のデメリットもあります。
購入後に後悔しない為にもデメリットについて深く調べるべきです。
ＳＩＭカードの規格
ＳＩＭカードにはmini SIM microSIM nanoSIMの三種類があります。
購入予定の機種と利用中のＳＩＭが同じ規格であれば良いのですが規格違いの場合はキャリアでの手続きが必要となります。
キャリアでの手続きは有料ですので購入前の確認は必須です。
※呼び名が各キャリアで異なります。
docomo→FOMAカード au→ICカード softbank→USIMカード
ＳＩＭロック
ＳＩＭロックとは白ロムに他社契約のＳＩＭを挿しても利用できないように機能制限されている端末を指します。
つまり端末とＳＩＭは同じでないと使用できないのです。
ＳＩＭロック解除
上記、ＳＩＭロックがかかっていない端末を指します。
赤ロムに注意
いわゆる、不正取得(窃盗等)や不正契約(名義が違う等)が判明した場合にキャリアがネットワーク通信を制限することが出来るのです。
こうした状態にある端末が赤ロムと呼ばれ利用制限されている状態です。
新品白ロムの注意
中古スマホと違って新品の場合は分割払いが残っている場合があります。
元の契約者が支払いを完了すれば良いのですが支払いをしなくなった場合に利用制限がかかることがあります。
したがって一括払いされていることを確認すべきです。
IMEI番号(製品製造番号)で確認
端末にはIMEI番号があります。内部データをみればIMEI番号を確認できます。端末によっては印字されている場合もあります。IMEI番号がわかれば各キャリアのＨＰから番号を入力し赤白の判別ができます。
※購入後に赤ロム化する可能性もあるので100％ではない。
個人売買の危険
スマホに限らず全ての売買に共通することですが個人売買には危険がつきものです。
ネットオークション等の個人での出品が簡単になった昨今、便利であり価格もそれなりに見合った物を見つけ易くなりました。
しかし、現物を目視出来ない場合はさらなる注意と目利きが必要です。
動作不良や傷ならまだしも盗品であったり場合は先述した赤ロムになる可能性があります。
たとえ一括支払いをしてある端末でも盗品であれば利用制限の対象となってしまいます。
保証
キャリア以外で購入する場合の多くは白ロムは保証期間の残りが分からないことがあります。また、中古スマホは製品保証がありません。
購入した後に故障に気づいても対応して貰えないこともあります。
こうした事態にならないように保証がしっかりした店を選ぶことが重要です。
盗品でないこと端末の残価がなく支払い済みの証明、又は保証がポイントです。
赤ロムになってしまった場合の補償は最重要です。保証の有無は必ず確認しましょう。
保証の中には赤ロムになった場合に購入代金が返ってくる等の保証もあるようです。
白ロムの購入
多くのデメッリトを上げましたが白ロムの短所はこの限りではありません。
テザリングが出来ない・ＩＣロックの解除が必要など機種ごと、またはキャリアごとの問題もあります。
購入前には機種とキャリアそれぞれの注意点を調べ自分の望む機能が果たせるかどうか重々確認しなければなりません。
安い物にはそれなりの理由があるのです。
此の度、記述した注意点はその一部に過ぎません。
ネットでは常に最新の情報が溢れています。必ずチェックして購入に臨みましょう。