【もくじ】
「WiMAX」って知ってますか?
皆さん、インターネット、使ってますか?
スマホで、自宅で、学校で、会社で。自分がいるありとあらゆる場所で、基本的にはネットに繋がっている生活が随分前から一般的になってきました。
スマホのメッセージアプリで待ち合わせ相手と連絡を取り、自宅、会社、学校などのPCを使って、地図サイトなどで場所を確認し、位置情報をスマホに転送。スマホの地図アプリを使って待ち合わせ場所までナビとして使用。ところが、急遽待ち合わせ相手が遅れてくることになり、1時間ほど時間ができてしまった。
「1時間あったらあの仕事できたなあ・・・」
「1時間あれば、動画サイトで途中まで見てたアレ、見られたかも・・・」
「そういえば、あの人に資料送ってなかった。1時間あれば見直して送ることもできたなあ・・・」
なんていうこと、過去にありませんでしたか?
外出先でのネット接続は基本的にスマホで、というのが一般的かもしれませんが、テザリングでPCなどに繋げた場合、通信量が増えてしまって速度制限にひっかかり・・・ということも起こり得ます。特に、頻繁にメッセージをやり取りすることの多いスマホが制限に引っ掛ってしまうと、何かと面倒ですよね。
そんな時に便利に使えるネット接続サービスが「WiMAX」です。
WiMAXはいわゆる無線接続のインターネット。WiMAXサービスを提供しているプロバイダーと契約し、WiMAXルーター(小型のモバイルルーター)を介してインターネットに接続します。
現在のWiMAXの速度は下り最大440Mbps(最新機種のルーターで接続した場合)。家庭用の光インターネット回線と比較しても遜色ない速度だと言えます。例えばYouTubeの動画一本を快適に見るために必要な下り回線の速度は約1Mpbs〜2Mbpsだとされていますので、440Mbpsという速度がとても速く、快適な速度だというのはご理解頂けるのではないでしょうか。
当記事では、WiMAXがどんなものなのか、更にそのメリットやデメリットについても解説していきたいと思います。
WiMAXを使うために必要なこと。メリットとデメリットについて。
WiMAXを契約して利用するために必要なことは、実はさほど多くはありません。必要なステップとしては、
- プロバイダーを選ぶ
- 契約する
- WiMAXルーターを受け取り、設定する
- 使用開始
この4つのステップを踏めば、WiMAXの利用を開始することができます。利用にあたって、特に工事などの特別な作業をする必要はありませんので、スマホの契約と同じ程度の気軽な感覚で利用を開始することができるのが嬉しいところですね。
プロバイダー選びに関しては、20社程度のWiMAXプロバイダーから選ばなければいけないので少し考えどころですが、各社様々なキャンペーンや新規契約者向けの特典などを用意しています。プロバイダーの公式サイトや口コミサイトなどを参考に、自分に合ったプロバイダーを選ぶといいでしょう。
注意しなければならないのは、建物の構造や地域によってはWiMAXの電波が届かない、届きにくい場所などもあるので、必ず対応エリアに関しては公式サイトなどで確認しておくことをオススメします。
WiMAXのメリット
WiMAXのメリットをいくつか簡単にまとめると、以下のポイントが挙げられます。
- 工事無しでネット接続が可能
→固定の光回線などと異なり、申込みから工事日を決めて、工事日まで開通を待たなければいけない、というような時間的なラグがほとんどありません。申し込んだあとはルーターを受け取るのを待つだけ。工事は必要無く、設定すればすぐに回線を利用することができます。 - 無線ルーター形式なので設置場所を選ばない
→固定回線の光モデムの設置場所は一度決めたらなかなか動かせないため、家具のレイアウトなども設置場所を中心に考えなければならないケースがありますが、WiMAXの場合は無線ルーターなので、どこにどの様に置いても電波の届く範囲であれば使用可能です。 - 各プロバイダーが様々なお得なキャンペーンを展開中
→各社様々な加入者向けキャンペーンを行っています。日替わり、週替り、月替りでお得なキャンペーンが次々と発表されるので、こまめにチェックしておくと結果的には激安で契約できることも。特にキャッシュバックキャンペーンはチェック必須の項目です。 - 外出先での接続も簡単
→プロバイダーから提供されるWiMAXルーターそのものが通信を行い、且つルーター本体はポケットに収まるほど小型・軽量・コンパクト。ルーターとのWi-Fi接続や設定を行っておけば、外出時どこにいてもすぐにネットに繋げることが可能です。 - 高速・下り最大440Mbpsの通信速度
→何といっても高速。携帯電話回線とは独立している回線なので、スマホの通信制限を圧迫することもありません。下り最大440Mbpsというのは、数100MBある動画も数秒〜数十秒でダウンロードできてしまうレベル。動画の視聴や添付資料付きメールの送信もラクラクです。 - オプションでauのLTE回線も使用可能
→オプション契約を結ぶことで、仮にWiMAXが届いていないエリアにいるときでも、auLTEのネットワークを使って通信することが可能。まさに場所を選ばずにネット接続を可能にする万能オプションを備えています。 - auのスマホユーザーの場合はスマートバリューの割引にも対応
→auのスマホを使っているユーザーの方であれば、おなじみのスマートバリューを適用させることも可能。最大で934円の割引が適用になるので、これまで以上にスマートバリューでお得感を満喫可能です。 - スマホのLTE契約と比べて通信制限が緩い
→スマホの通信制限は直近3日間で1GBまで、等の通信量制限がありますが、WiMAXの場合はそれが2017年2月2日以降、「直近3日間で10GBまで」と大幅に緩和されています。10GBと言えば、スマホのLTE契約でも大容量プランに入る部類の一ヶ月分の容量。WiMAXの通信制限がいかにユーザーフレンドリーなのかがわかります。 - 月間の通信量制限が無い
→各プロバイダーが提供している「ギガ放題」「使い放題」などのプランの場合、「一ヶ月に◯◯GBまで」というような通信量の制限がありません。つまり、一ヶ月にどれだけネットを使っても、月額料金は固定のまま。しかも、ある一定の通信量を超えたら繋がらなくなる、などということもありません。 - 月額料金がリーズナブル
→各社共に「ギガ放題」や「使い放題」プランでも3,000円台〜4,000円台前半。オプション無しでの契約の場合、月額5,000円を超える月額料金を設定しているプロバイダーはありません。
WiMAXのデメリット
では次に、デメリットについても確認しておきましょう。
- WiMAXの通信は障害物に弱いケースがある
→WiMAXの電波はその仕様上、極端に入り組んだ場所や、特殊なビルに囲まれた場所、高低様々な壁に囲まれた一角などの場合、電波の届き方が弱くなる場合があります。 - 接続には専用のルーターが必須
→メリットも多いWiMAXですが、WiMAX専用のモバイルルーターが手元にない場合は、もちろん接続することができません。手ぶらで出かけたい時などは要注意です。 - 速度制限は緩いが、無いわけではない
→スマホのLTE回線と比較して、WiMAXの通信制限は「ほとんど無い」とも言えますが、かと言って「通信制限は無い」とは言えないのが現実です。この点は良く理解した上で利用しないと、突然速度が少し遅くなり、「え!?制限無いんじゃなかったの?」と驚いてしまうことになります。注意しましょう。
こんな場合はWiMAXがオススメ!
ここまで紹介したように、WiMAXにもメリット、デメリットが存在します。その状況の中で年々WiMAXを契約し利用するユーザーがどんどん増えているのも事実。
では、どのような場合にWiMAXを利用するのがぴったりなのでしょうか?上記に挙げたようなメリットとデメリットをそれぞれ検討してみるのも1つですが、ご自分のインターネット環境や、ネットの使い方に合わせて考えてみるのも大切です。
WiMAXのオススメパターン
- 外出先でのネット接続が必要になることが多い
- 外出先で動画を視聴することが多い
- 外出先でも添付ファイル付きのメールや動画の送受信をすることが頻繁にある
- 自宅でもネットを使うが、光回線などの大容量回線や常時接続はそこまで必要ない
- 月々のネット回線使用料金は出来る限り節約したい
上記のような場合にはWiMAXを契約するメリットは大きいと言えるでしょう。
特に、1〜3に当てはまる方の場合、スマホのテザリングなどを使用するとスマホの容量制限に引っ掛ってしまい、肝心のスマホが必用な時にネットの速度が落ちてしまい日常のやり取りに制限がかかってしまうことになりかねません。
WiMAXの場合、直近3日間の制限は確かにあるものの、3日間で10GBを超えなければ制限の対象とはならないプランもあります。超大容量の動画データを扱わない限り、10GBものデータをやり取りするケースは稀だと言えますし、安定性を考えたらこういったケースは固定の大容量回線を使う方がほとんどでしょう。
外出先でも動画を良く見る、または外出先で動画を誰かに見せたり、一緒に見たりすることが多い場合は、WiMAXの下り最大440Mbpsという回線速度のメリットを十分に享受することができるはずです。
最近はLINEやSkype、その他メッセージアプリなどで動画のやり取りをするケースも増えてきていますが、スマホでそのままやり取りしようと思うと、場合によっては受信に時間がかかることもあり得ます。WiMAXの場合は基本的には4G LTEとは別の回線なので、動画などの受信をする場合でも安定性は高いと言えます。
外出先、自宅、双方でそこそこネットは使うものの、常にネットを使うわけでもない、という方にとっては固定回線の月額料金が少しもったいない、と感じている方もいらっしゃるかもしれません。そんな場合は、例えばスマホのLTEプランを最安プランに変更してWiMAXを契約。外出先でも自宅でも兼用にできる回線としてWiMAXを利用するのも1つの手段です。
専用の「クレードル」にWiMAXルーターをセットして電源に繋いでおけば、固定回線のルーターのようにWiMAXルーターを使うこともできますし、ルーターの機種によってはLANポートを備えているものもあるので、自宅のPCに有線接続して使うことも、そのままWi-Fiで無線接続で使うことも可能です。契約中のそれぞれの回線の月額料金の合計と比較してみて、もしWiMAX+スマホのほうが安くなるのであれば一考の価値はあるでしょう。
特に、「月々の料金を抑えたい」という方にとってはWiMAXで一本化することはオススメかもしれません。WiMAXのプロバイダーは各社がそれぞれにキャッシュバックキャンペーンを大体的に実施しており、中には3万円を超えるキャッシュバック金額を設定しているプロバイダーもあります。WiMAXの契約はスマホと同様、基本的に2年家約が1つの区切りですから、3万円のキャッシュバックを受けられた場合、月々1,250円の割引を受けるのと同等の価値があります。月額料金の2年間での総額と照らし合わせてみると、自分にとってお得かどうかがすぐにわかるのではないでしょうか。
固定回線とWiMAXを比較した場合に最も差が出るのは「工事費」の有無です。固定の光回線の場合、戸建てタイプとマンションタイプがあり、それぞれ月額料金は異なりますが、多くの場合で月額料金ベースでもWiMAXの方が数百円〜約1,000円安く、更に「工事費」がWiMAXの場合存在しません。
光回線の開通工事にかかる工事費用は戸建てで約20,000円、マンションタイプでも15,000〜17,000円前後がかかるので、WiMAXの基本契約期間である2年間という区切りで総額費用を比べると、圧倒的にWiMAXのほうが総額を抑えられることがわかります。
どんなサービスでもメリット、デメリットは存在しますが、WiMAXに関してはそのデメリットがさほど重大ではなく、むしろ「但し書き」程度のレベルであると言えるでしょう。上に挙げたようなデメリットの部分を考慮しても、WiMAXのメリットのほうが使う側にとって利便性が高いと結論づけてもいいかもしれません。
まとめ
このように、インターネットへの接続が日常生活と切り離せなくなりつつある現在、「いつでもどこでも」「安定して」インターネット接続が実現できるWiMAXは、まさに現代の日常生活にマッチしたインターネット接続サービスだと言えるのではないでしょうか。
- 場所を選ばないネット接続
- リーズナブルに抑えられた月額料金
- 工事不要の簡単開通手続き
- 機器(WiMAXルーター)入手後すぐに接続できる簡便性
- スマホと比較して圧倒的に緩和されている通信制限
- プランによっては月額容量制限無し
- 専用クレードルを使用して固定回線のような使い方もOK
- 複数のPC、スマホ、タブレットもモチロン接続可能
- 様々な特典やキャッシュバック
こういったメリットを十分に活かす使い方ができるのであれば、これまでの通信環境を一変させることができる便利なツールとして活用できるでしょう。
これからも益々サービスがアップデートされていくであろうWiMAX。検討を始めるなら今!かもしれません。
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